
JX日鉱日石金属グループのJX日鉱日石探開株式会社は、赤道上空705kmのほぼ円軌道にある人工衛星(テラ:EOS-AM1)を使って資源を探します。
人間には見えない波長で観測した衛星写真データから、岩石に含まれる鉱物の種類と量を推定し、鉱物分布図を作成したうえで、優良鉱山への投資や金属製錬原料の安定確保につとめる、新しい形の資源開発を行っています。
マングローブ林は、熱帯・亜熱帯の沿岸域で豊かな生態系を形成し、人間生活と密接にかかわる重要な森林資源です。人の立ち入りが困難な場所に立地しているため、分布範囲を正確に把握することが難しく、定期的な測定や樹種ごとの分布状況を把握することが課題とされています。JX日鉱日石探開では衛星画像を利用し、マングローブ林のマッピング手法を開発し、沿岸域の保全に役立てる取り組みを行っています。

鉱石から金属を取り出す方法には、高温の炉の中で鉱石を熔かして金属を取り出す方法と、酸などの薬品を利用して鉱石を溶して金属を取り出す方法があります。
ところが、炉を使うにはコストが合わない、酸では溶けにくい銅鉱石があり、これまでは活用されていませんでした。JX日鉱日石金属グループでは、鉄酸化バクテリアなどがエネルギー獲得のために行う酸化反応を利用して、銅鉱石から銅を効率的に浸出する方法を開発研究しており、エネルギーを特に供給する必要がない低環境負荷、低コスト技術として期待されています。
2006年における世界の銅地金生産量、消費量ともに1,700万トン強です。その中でJX日鉱日石金属を含むPPCグループの銅地金生産量は約114万7千トンであり、世界の全銅地金生産に占めるシェアは約6%(世界第2位)となります。

JX日鉱日石金属は、9Nの超高純度銅の製造を可能にしました。純度が、99.9999999%で9が9つ並ぶことから9Nと言います。これは不純物が0.0000001%以下であることを意味し、10億人から一人を選び出すことと同じレベルです。
超高純度になると、金属は通常と異なる性質を示すことが知られています。9Nの銅は殆ど錆びることなく、綺麗なピンク色に輝きます。結晶粒が巨大で、再結晶温度が著しく低くなり、塑性加工後は室温でも軟化します。分析用標準物質として採用され、また温度測定標準物質としても国内外の温度測定機器ユーザーから世界最高との評価を受けています。また、物質変形の基礎研究分野にも使用されています。
























