イベント・お知らせ

2021年度

フランスで開催された国際会議「World Materials Forum」においてサーキュラーエコノミーの実現に向けた議論が交わされました

 JX金属株式会社(以下「当社」)は、6月17日から19日にかけて開催された第7回「World Materials Forum」(以下「WMF」)に本年も参加しました。開催場所は例年と同様フランス共和国北部の都市ナンシーですが、昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で、当社からは大井特別理事が東京からオンラインで参加し、土谷フランクフルト事務所長他が現地で出席しました。

 

 大井特別理事は、6月18日の「WMF Key Performance Indicators(KPI)」セッションに共同議長として登壇しました。当セッションのメンバーは、素材、航空機、金融、コンサルタント分野の6社から成り、「SDGsの達成やサーキュラーエコノミーの実現に向け、WMF KPIをどう取り入れ生かしていくべきか」などが発表、議論されました。

 

 大井特別理事からは、先端素材やLiBリサイクル事業などにより、資源供給・生産・消費・再利用をより効率的に繋ぐイノベーションを支え、サーキュラーエコノミーの実現に貢献するという当社の姿勢を、WMFのKPIである“Use Less”、“Use Longer”および“Use Smarter”に沿った具体例として説明しました。新たなKPIとしてOpen Innovationの推進や人財育成の視点を加えるべきではないかとの提案もしました。また、質疑応答の場では「CO₂削減の測定や財務諸表などと並んでKPIなどの公表にあたっては、Life Cycle Assessment(LCA)による総排出量の定量化や国際測定基準を早期に定める必要があるのではないか」との発言もありました。

 

 当社は今後も、資源、金属製錬、先端素材製造およびリサイクルまでの一貫した循環型事業運営を通して、サーキュラーエコノミー、つまりは持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

以上

オンラインでセッションに参加する大井特別理事(現地の様子)
オンラインでセッションに参加する大井特別理事(現地の様子)
オンラインでセッションに参加する大井特別理事(日本の様子)
オンラインでセッションに参加する大井特別理事(日本の様子)