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鉱山資料館

第2次大戦中の1944年に建てられた木造のコンプレッサー室をそのまま資料館としています。ここでは大型のコンプレッサー・さく岩機などの鉱山で使用された様々な機材、および世界各地で産出された約400種類の鉱石標本を展示しています。

鉱山資料館 エリア拡大図

※掲載しているのは一部の展示品です

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1.450馬力空気圧縮機(コンプレッサー)

さく岩機をはじめとする機械類の動力源は、空気圧縮機(コンプレッサー)により作られます。本機は1918年の設置以来、日立鉱山の閉山まで稼働しました。
購入価格は、本体2万9,178円、電動機(日立製作所製)1万2,162円との記録があります。

2.大型上皿天秤

この上皿天秤は1914年から50年間に渡り使用されました。秤量範囲は0.05g~50kg。このように秤量範囲が広く大型で、かつ精度の高い天秤は茨城県内に2台しかなく、希少なものでした。

3.世界の鉱石

JX金属グループが参画していた世界各地の鉱山から集めた、約400種類の鉱石・岩石を展示しています。

孔雀石(ムソシ鉱山産)

巨晶黄鉄鉱と水晶(釈迦内鉱山産)

4.削岩機コレクション

ここでは、159台の削岩機を展示しています。これほど多くの削岩機を集めた展示は世界でも珍しいものです。
日立鉱山では当初海外から輸入した削岩機を用いていましたが、海外製のものは形が大きくて重く、小柄な日本人のサイズには合わなかったことから、後に小型で性能の劣らないものを独自に製作するようになりました。当館ではその変遷をご覧いただくことができます。

日立鉱山で最初に使用した削岩機

5.竪坑巻揚機関連機械

第11竪坑で使われていた、巻揚機のギヤーおよび深度計を展示しています。

※竪坑…従業員や鉱石を運搬するために地面と垂直に掘られた坑道のこと。ケージと呼ばれる乗り物に人や物を載せ、巻揚機を使ってロープを上げ下げすることにより昇降を行った。

第11竪坑巻揚機ギヤー

竪坑巻揚機深度計