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ニュースリリース

ニュースリリース

2012年度

2012年4月 9日

使用済みリチウムイオン電池からのレアメタルリサイクル設備」等の竣工について

JX日鉱日石金属株式会社(本社:東京都千代田区大手町二丁目 社長:岡田昌徳 以下「当社」)は、JX金属敦賀リサイクル株式会社(本社:福井県敦賀市若泉町一番地 社長:吉見俊彦 以下「敦賀リサイクル」 当社100%出資)の構内において、
       「使用済みリチウムイオン電池等からのレアメタルリサイクル設備(以下、LiBリサイクル設備)」
       「使用済み小型家電等処理設備(以下、定置炉)」の能力増強
       「レアメタル含有汚泥からのレアメタル(インジウム・コバルト)リサイクル設備(以下、In・Coリサイクル設備)」
を竣工させました。当社は、これらの設備の竣工を記念して、4月11日に敦賀リサイクルにおいて、竣工記念式典を挙行いたします。
これら設備の概要は、次のとおりです。
 
1.LiBリサイクル設備

 

設備投資の概要
当社は、2010年4月より経済産業省の委託事業である「使用済みリチウムイオン電池等からコバルト、ニッケル、マンガンおよびリチウム(以下「当該レアメタル」)を回収する実証化試験」を実施し、既に終了させている。その結果を基に、今般早期の商業化を見据えて、プロセス改善、コストダウン並びに最適経済規模生産体制の模索など最終事業化計画策定に取り組むべく、不純物の除去強化や乾燥梱包などのための新たな設備を導入した。
生産(処理)能力
正極材処理量:50t/月
メタル回収量  ニッケル:6t/月  コバルト:10t/月
        マンガン:6t/月  炭酸リチウム:10t/月
設備投資額
705百万円
 
2.定置炉

 

設備投資の概要
使用済み小型家電等に含まれる基板類・電子部品等にはレアメタルが使われている。これらのレアメタルは樹脂、セラミックス、アルミ等で覆われた状態で存在することが多く、抽出・分離・精製を行なうためには製錬可能な形態にする必要がある。当社グループでは、敦賀リサイクルにおいて従来定置炉での焼却処理方法を採用している。今回の設備投資では、レアメタルのリサイクル量を増加させるために2基の定置炉を導入するとともに、それらから排出される排ガス・排水の処理設備を導入した。
生産(処理)能力
基板類・電子部品等処理量:250t/月
設備投資額
489百万円
 
3.In・Coリサイクル設備

 

設備投資の概要
電子材料の製造工程から発生する排水汚泥には、製造工程で使用されているレアメタルが含まれている。現在は産業廃棄物として処理されている、当社グループ及び類似の工場で発生する汚泥に含まれるコバルト・インジウムを回収する設備を完成させた。
生産(処理)能力
排水汚泥処理量:30t/月
設備投資額
50百万円
 
これらの設備は、経済産業省の希少金属利用産業等高度化等推進費補助金(レアアース等利用産業等設備導入事業)の交付の対象となっています。当社グループは、かねてより廃棄物の適正処理とレアメタルをはじめとする有価金属のリサイクル事業を通じて、社会の持続可能な発展ならびに地域社会との共生関係の維持・向上に努いますが、今般の設備投資により従来に増してレアメタルの安定供給確保と循環型社会構築に資することができるものと考えています。
 
一方、株式会社三徳は、敦賀リサイクル敷地内の一角に、モーター用磁石に使用されるジスプロシウムやネオジム等のレアアースを回収する工場を竣工させ、同日竣工式を挙行する予定です。この度の当社および株式会社三徳による新規設備は、福井県および敦賀市が自動車関連などリサイクル産業の中心として今後一層発展させるものと期待しています。
 
 

以上

【本件に関するお問い合わせ先】

JX日鉱日石金属株式会社 総務部  
〒100-8164 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 
TEL:03-5299-7081