ニュースリリース
2020年度
2021年3月19日
JX金属株式会社
台湾リサイクル拠点の集荷・処理能力の増強について
―彰濱リサイクルセンターの能力を2.4倍に―
JX金属株式会社(社長:村山誠一、以下「当社」)は、リサイクル原料の取扱量増を目的に、当社の主要海外拠点である台湾日鉱金属股份有限公司 彰濱リサイクルセンター(以下「当拠点」)の集荷・処理能力を増強いたしました。これにより、当拠点の集荷・処理能力は現状の500t/月から1,200t/月に拡大いたします。
当社の金属・リサイクル事業では、事業の強靭化のため、JX金属製錬株式会社佐賀関製錬所においてリサイクル原料の増処理に取り組んでいます。また、鉱石処理と比較してCO2排出量が少ない同原料の処理量を増やすことは、気候変動にも有効な対策となります。
このたび当拠点の集荷ヤードを新設し2棟体制にするとともに、破砕機および自動サンプリング設備を導入することで、集荷・処理能力への拡充を果たしました。また、台湾当局からの取扱量増量についての認可も取得したため、本年4月より設備を本格的に稼働いたします。最先端の電子産業の集積地域であるとともに、リサイクル原料の回収システムが整備されており、今後もリサイクル原料発生量の増加が予想される台湾において、これまで培った迅速かつ正確な分析・評価技術を活用し、原料の増集荷を進めてまいります。
今後も当社は、リサイクルの推進に資する施策を積極的に推進し、社会に不可欠な非鉄金属の有効活用を進め、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。
以 上
彰濱リサイクルセンターの概要(増強後)
所在地 | 彰化縣線西鄉彰濱工業區慶安南三路3號 50741 |
面積 | 約10,000㎡ |
事業内容 | リサイクル原料の集荷、破砕、サンプリング、出荷 |
建屋・設備 | 集荷ヤード2棟、秤量設備、破砕機、サンプリング設備(自動及び手動) |
処理能力 | 1,200t/月 |
彰濱リサイクルセンターに新設した集荷ヤード
新設した自動サンプリング設備