ニュースリリース

2021年度

2021年10月 4日

JX金属株式会社

アクセラレータープログラム「Innovation Challenge for the Next Generation 2021-2022」の実施について

 JX金属株式会社(社長:村山誠一、以下「当社」)は、新規事業の創出を目指し、フランスのAgorize社(本社:パリ、社長:Charles Thou)(※1)と共同しアクセラレータープログラム(※2)「Innovation challenge for the Next Generation 2021-2022」(以下、本プログラム)を実施することとしましたので、お知らせいたします。

 

 当社では「2040年長期ビジョン」において、次世代の柱となる先端素材分野を中心とした技術立脚型事業を育成・強化する方針を掲げ、様々な施策を進めています。本プログラムでは、これら施策をより加速させることを目指し、革新的なアイデアをスタートアップ企業などから募集いたします。特に優れた提案者を表彰するとともに、共同開発や資本提携など、様々なパートナーシップの可能性を検討してまいります。

 当社によるアクセラレータープログラムは、2019年度に続いて2回目の開催となります。前回は、Agorize社の持つ豊富なネットワークを活用し、欧州を中心としたスタートアップ企業71社からアイデアをご提案いただきました。現在、次世代向けの配線技術や電池材料などについて、複数の提案者と協業検討が進んでいます。今回は、当社が中長期的に取り組むべき技術領域に焦点を合わせ募集テーマ(※3)を設定し、脱炭素や資源循環などESGの要素をテーマに加えています。また、募集対象者を広げ、スタートアップに加えプレシードやアカデミアからもアイデアを募ります。これにより、当社とのシナジーが見込まれる革新的なアイデアをより多くご提案いただけるものと期待しています。

 

 当社は、本プログラムをはじめとした共創型の開発を積極的に推進し、これらを通して非鉄金属の更なる可能性を追求することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

以 上

 

※1 Agorize社は、フランスを中心に世界各地に拠点を持つ企業で、アクセラレータープログラムをはじめとしたさまざまなオープンイノベーションの支援を行っています。

※2 アクセラレータープログラムとは、協業や出資を目的として、企業がスタートアップ企業などからコンテスト形式でアイデアや提案を募集するプログラムのことです。

※3 このたびの募集テーマは以下の通りです。

カテゴリ 機会領域
A. くらしを支える先端素材 次世代通信に関わる材料・プロセス
次世代電池に関わる材料・プロセス
次世代配線技術に関わる材料・プロセス
半導体デバイス向け材料
金属系アディティブ・マニュファクチャリング
新規銅ベース材料
センシング技術を進化させる革新的材料・プロセス
B. 素材開発を促進する技術 マテリアルズ・インフォマティクス
生産性を改善する革新的な製造プロセス・分析技術
C. 脱炭素社会の実現および循環型社会の形成 金属製錬プロセスにおけるCO2削減を実現する技術
E-scrapの材料回収技術
革新的な水素貯蔵材料および運搬に関する技術や素材

【参考:アクセラレータープログラム概要】

プログラム名 Innovation challenge for the Next Generation 2021-2022
概要 「暮らしを支える先端素材」、「素材開発を促進する技術」、「脱炭素・循環型社会の形成」をテーマに、革新的なアイデアを募集します。(詳細な募集テーマは「※3」をご覧ください)パートナーシップの形態としては、共同開発、資金援助、資本提携、材料の提供、販売ルートの提供などを予定しています。
スケジュール(予定) 2021年 10月4日 募集開始(webサイト公式オープン)
12月6日 応募締め切り
2022年 1月 一次選考(書類審査)
2月 二次選考(オンライン面談)
3月 最終選考会
応募用webサイト https://www.agorize.com/jx-challenge-2021