イベント・お知らせ

2024年度

佐賀関地域の新社員寮を運用開始
―環境性能と災害時BCP機能を備えた、地域との共存共栄のシンボルとして―

 当社は、当社グループのJX金属製錬株式会社 佐賀関製錬所(大分県大分市。以下「佐賀関製錬所」)の新しい社員寮「済美寮」(さいびりょう)を2024年4月より運用開始いたしましたので、お知らせいたします。

 

 前代の社員寮(旧 済美寮)は、1971年に佐賀関製錬所敷地まで徒歩10分ほどの高台に建設されました。老朽化に伴い2017年に廃寮となりましたが、社員の福利厚生の充実、コミュニケーションの活性化、および津波等災害発生時のBCP観点などから、このたび、高台に立地という利点を有す旧寮の跡地に新社員寮を建設することとなりました。

 

 新寮は、敷地面積9,653㎡、延床面積4,729㎡の7階建て、約90人が居住可能であり、災害時には地域の方々約200名を受け入れることができます。価値観の多様化や、人と人とのコミュニケーションのあり方の変化、そして環境負荷軽減等を考慮し、バリアフリールームや家族宿泊室の完備、太陽光パネル・EV充電スタンドの設置、災害時に備えたBCP対策として倉庫・備品の設置など、前代の社員寮にはなかった様々な新しい機能・設備を備えており、こうした取り組みにより、CASBEE1Aランク認証を取得しています。

 

 2月に開催した竣工式には建設に携わった関係者等をお招きし、佐賀関製錬所長の竹林から「この済美寮が、当社グループが創業以来大切にしてきた『地域社会との共存共栄』という理念の佐賀関におけるシンボルとなり、地域の方に愛着をもって接していただけるよう、今後とも努めてまいります。」と挨拶を述べました。

 

 今後も当社グループは、地域社会との共生を重視し、地域とともに事業活動を行ってまいります。

 

1  CASBEE(キャスビー;建築環境総合性能評価システム):

国土交通省の主導により開発された建築物の環境性能評価システムで、省資源・省エネルギーなどの環境負荷削減や、景観や音環境への配慮といった建物の品質を総合的に評価するものです。

以 上

 

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 済美寮の正面写真

 

 

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済美寮の航空写真(夜景)

 

 

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佐賀関製錬所の大煙突をモチーフとした玄関入り口

 

 

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佐賀関の景色を一望できるラウンジ 

 

 

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太陽光パネルの設置による省エネ・環境配慮策 

 

 

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災害時のBCP対策として備蓄倉庫および防災用備品を設置