ニュースリリース

2024年度

2024年4月 1日

JX金属株式会社

入社式における社長訓示について

 JX金属株式会社(社長:林 陽一)の入社式における社長訓示の要約を、次のとおりお知らせいたします。

 

【社長訓示(要約)】

 本日、皆さんが社会人・職業人としての第一歩をこのJX金属で歩み出されたことを心より嬉しく思う。

 当社は、昨年5月に株式上場に向けた準備の開始を公表した。そのような大きな転換期に入社される皆さんに、当社の現状と皆さんに期待することをお話ししたい。

 

 当社は、1905年に久原房之助が茨城県日立市で日立鉱山を買収したことに端を発し、今年で創業119年を迎える。銅の採掘・製錬に始まり、先端素材、リサイクル事業に至るまで、社会の変容に応じて事業を展開してきたが、これまでの道のりは決して平坦ではなかった。「既存事業の継続だけでは明日は無い」という危機感を持ち、会社の存亡をかけた事業の拡大や変革を目指して「チャレンジ」を続けてきたのが当社の歴史である。2040年長期ビジョンでは、「技術立脚型企業」への転身により、激化する国際競争の中でも高収益体制を実現し、半導体材料/情報通信材料のグローバルリーダーとして持続可能な社会の実現に貢献することを掲げている。また、株式上場の実現のため、ガバナンス体制の強化や構造改革を通じた株式価値の向上といった「チャレンジ」をしている最中であり、同時に、社員一人一人にも「チャレンジ」を求めているということを皆さんによく理解していただきたい。

 

 皆さんがこれから当社で働く上で大事にしてほしい姿勢についてお話しする。

 

 まず、当社の歴史として冒頭でもお伝えしたが、勇気をもって「チャレンジする」姿勢を持っていただきたい。失敗を恐れずにチャレンジするという強い意志のもと、新入社員だからと萎縮せずに、前向きで活発な提案や議論を期待している。

 

 また、チャレンジする上で「仕事本位のコミュニケーション」を意識してほしい。これは、「仕事を遂行していくためには、年齢や職位といった垣根を取り払って忌憚なく意見を交わす」という当社に受け継がれてきた考え方だ。一人一人が自分自身の役割を意識し、多様な人たちと一緒に仕事をしていく中でお互いを尊重しあい、刺激しあいながら、コミュニケーションを密に取り、様々な課題に誠実に向き合ってほしい。

 

 最後に、言うまでもなく、事業の遂行にあたっては皆さん自身の心身の健康が大前提である。安全・安定操業、環境保全、コンプライアンスが土台にあってこそということも忘れないでいただきたい。

 

 皆さんの入社を心より歓迎すると同時に、皆さんが当社グループの「企業行動規範」に則り、崇高な職業倫理観のもと、誠実で信義を重んじる良き社会人・企業人として、また国際人として、たくましく成長されることを願う。

以 上

 

(ご参考) 2024年4月1日付 新入社員数

新入社員数

大学院・大学卒社員

94     (94)

(内訳)

事務系

35     (30)

技術系

59     (64)

高等専門学校卒社員

21     (17)

高等学校卒社員

63     (90)

178    (201)

( )内は昨年度の実績