ニュースリリース

2019年度

2019年4月 1日

JX金属株式会社

入社式における社長訓示について

 JX金属株式会社(社長:大井滋)の入社式における社長訓示の主旨を次のとおりお知らせいたします。

 

【社長訓示(主旨)】

 本日、皆さんが社会人・職業人として栄えある第一歩をこのJX金属で歩み出し、我々と志を同じくする仲間に加わったことを大変嬉しく思う。

 

 114年の歴史をもつ当社は、「地域と共に発展を成し遂げていく」という志のもと、環境の変化や幾多の困難を乗り越え、創意工夫を持って粘り強く諦めずに乗り越えてきた。これは、今日のSDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、ガバナンス)経営の考え方に通じる、社会の持続可能な発展に則した経営の歴史であったとも言える。

 今後事業環境の変化がより一層激しくなる中で、「創意工夫で粘り強くやり抜く」という当社のDNAを皆さんにもぜひ引き継いでいただきたく、以下の5点を望みたい。

 

1.プロとして真剣に仕事に向き合う

 私たちは、一人ひとりがプロフェッショナルである。プロはどのような環境やどのような仕事であっても、期待以上の結果を出すために、自ら考え・動き、自身を高める努力を怠ってはならない。失敗を恐れず、真正面から仕事に向き合うことにより、自分の意思や思いが生じ、新たな発想が生まれる。

 

2.コミュニケーション力を磨く

 プロとして専門分野の技術・知識を磨くのは当然だが、一人で出来ることには限界がある。チームとして活動し相互に補完し合うことで、より大きな相乗効果が期待できる。これにはコミュニケーションが不可欠であり、挨拶や業務上での報告・連絡・相談、いわゆる「ホウレンソウ」を大切にして、周囲との信頼関係を構築してほしい。

 

3.チャレンジする勇気を持ち、自ら提案する

 現状のフローで仕事を進めるに至った経緯と理由を踏まえ、常に変化する状況と自分の仕事の目的や本質を捉えた上で、時代に合った最善の方法を提案いただきたい。一人ひとりが主体性を持って発信し、組織の先導役を担っていってほしい。

 

4.常に世の中の動きや流れにアンテナを張る

 昨今のデジタルプラットフォームやフィンテックの進化は個人対個人の接触機会を増加させ、異業種間の繋がりを促進するなど、社会構造に大きな変化をもたらしている。こうした世の中の動きや流れに常に高くアンテナを張っていただきたい。

 

5.人間力をつける

 幅広い分野での読書を通じて教養を身に付け、疑似体験を増やしていただきたい。そのことが世界観や倫理観の醸成に役に立つだけでなく、文化や価値観の差を理解できる感性を育てる。これらは課題の抽出や解決に向けたヒントを掴む上でも役立つはずである。「他者への思いやり」、「折れない心」や「探究心」を育むことで、グローバル人財に不可欠な素質を磨いていただきたい。

 

 最後に、当社の成長と競争力の源泉である人財については「人と組織の活性化」を重要テーマとして掲げ、生産性向上、柔軟な就労環境の実現、教育体系や人事諸制度の整備などさまざまな取り組みに着手している。私や経営陣は先頭に立ってこの変革をリードしていく。皆さんにも同じ思いを持って日々研鑽に励んでいただきたいと考えている。

 改めて、皆さんのご入社を心より歓迎するとともに、皆さんが高い職業倫理観のもと、良き市民・企業人として、また誠実で信義を重んじる国際人として、たくましく成長されることを願う。

 

 (ご参考)2019年4月1日付  新入社員数

 

 

新入社員数

大学院・大学卒社員

 42

(42)

(内訳)

事務系

  18

(14)

 

技術系

24

(28)

高等専門学校卒社員

5

(7)

高等学校卒社員

38

(32)

85

(81)

( )内は昨年度の実績

以上