社長メッセージ

JX金属株式会社
代表取締役社長
社長執行役員
村山 誠一

近年、情報社会の進展や、新興国の経済成長と中間層の増大などにより、社会的にも地政学的にも産業構造は大きな転換期にあります。一方、地球規模では気候変動、地表・大気・海洋の環境問題に直面しております。また資源の枯渇も大きな問題であり、循環社会の実現も命題となっています。

JX金属は、資源・製錬から電子材料の製造・販売、使用済み機器からのリサイクルまでグローバルに事業を展開しています。
先に述べたような近年の産業構造の変化や地球規模の問題は、私たちJX金属を取り巻く事業環境に大きな変化をもたらしています。情報社会にはAI・IoTの活用が不可欠であり、増大するデータを処理するため電子デバイスに使われる銅やレアメタル製品の高品質化、高機能化が強く求められています。また、環境保全に万全を期すことはもとより、資源や素材の有効利用のため、生産効率の向上とリサイクルの促進を一段と進める必要があります。

こうした事業環境の大きな変化を受けて、当社ではこのほど、2040年を見据えた長期ビジョンを策定しました。本ビジョンでは、私たちが長年培ってきた技術や知見を活かし、高付加価値な製品・技術を提供する「技術立脚型企業」として、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の実現に資することを基本方針としています。当社には、創業の日立鉱山時代から、自由闊達な議論を通じ一丸となって困難に立ち向かっていく「仕事本位」の気風があります。今後、社会の変化が加速度的に進むことが予想されますが、上・中・下流を持つ当社の事業領域全体において、人材を育成し変化への挑戦を大胆に行っていくことで、企業の持続的な成長と地球規模での問題解決を達成していきます。

お客さま、地域社会をはじめとするさまざまなステークホルダーの皆様のご期待にお応えするよう邁進して参りますので、引き続き温かいご支援とご鞭撻のほどお願い申し上げます。