ニュースリリース

2019年度

2020年1月 6日

JX金属株式会社

2020年 社長年頭挨拶について

 

 当社社長 村山誠一の年頭挨拶の要旨は、次のとおりです。

 

1.「長期ビジョン」の実現に向けた新中計の策定について

 昨年当社は、「技術立脚型企業」へ転身することによって、激化する国際競争の中にあっても高収益体質を確立し、持続可能な社会に貢献していくことを掲げ「JX金属2040年長期ビジョン」を策定した。今年から始まる20-22年中計では、より具体策にビジョン達成への道筋を描いていく。

 「フォーカス事業」に関しては、生産能力の増強などによる既存事業の収益拡大のみならず、将来を見据えた新規事業の大幅な拡充を目指すため、他の企業や大学との連携を積極的に推進していく。「ベース事業」についても、佐賀関製錬所を中心とした競争力の強化、海外資源事業における生産性の更なる向上と環境規制強化への対応などのチャレンジを積み重ねていく。

 技術立脚型企業への転身には、高付加価値な人材の育成が不可欠である。今後、「人」への投資も従来以上に進めていくが、当社グループの社員一人一人も、社会の変革の中で自らの役割を自認して仕事の付加価値を高めていく必要がある。

 

 

2.変化への対応について

 事業環境が加速度的に変化している中、自らも変わらなければ、あるいは、現状の延長線上でしかモノを考えなければ、ある時点で現在の当社が拠って立つビジネスモデルが突然終わりかねないとの危機感がある。スピードと変化が必要となるからこそ、今年予定されているJXTGグループの経営体制変更の中で、当社は今まで以上に「自律性」・「機動性」・「独立性」を高めた企業運営を行っていく。危機感を全員で共有し「仕事本位」で喧々諤々議論していくことで、迅速に事業構造の転換を図っていく。

 今年の大きなチャレンジと考えているのが、6月末に予定されている本社オフィスの移転である。新オフィスでは、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を採用し、仕事の進め方を抜本的に見直していく予定である。社員には、「変える」ことを楽しむぐらいの気持ちで、まずはやってみる、ダメなら変えていく、という姿勢で取り組むよう強調している。

 

以 上