ニュースリリース
2019年度
2020年2月12日
JX金属株式会社
組織改正について
JX金属株式会社(社長:村山誠一)は、経営体制の強化・拡充のため、本年4月1日付で下記のとおり組織改正を行いますので、お知らせいたします。
記
(1)「金属事業部」と「環境リサイクル事業部」を統合し、「金属・リサイクル事業部」を新設
「金属事業部」と「環境リサイクル事業部」を統合し、「金属・リサイクル事業部」と改称する。
先般公表した銅事業運営体制の再編に伴い(※1)、佐賀関製錬所および日立精銅工場が当社100パーセント出資の子会社となるのを契機に、上記の組織改正を実施する。国内トップクラスの銅製錬所である佐賀関製錬所を共通の収益基盤としている両事業部の統合により、同製錬所の最適運営を図る。収益性の高いリサイクル原料のウエイトを高めた操業を行うことで、競争力の一層の向上を目指す他、下流事業で不可欠な各種レアメタルをリサイクル原料から回収する機能も高めていく。
製錬事業とリサイクル事業の一体化による両事業の強化、ならびに環境事業の継続的な取り組みを通じて、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に貢献していく。
(2)「LiBリサイクル事業推進室」の新設
技術本部技術戦略部内に、車載用リチウムイオン電池(LiB)リサイクルの事業化推進を目的とする「LiBリサイクル事業推進室」を新設するとともに、現在LiBリサイクルの実証試験を行っている「敦賀工場」を環境リサイクル事業部から同室へ移管する。
先般公表したとおり(※2)、今後到来が予測される車載用LiBの大量廃棄時代に備え、車載用LiBリサイクルの技術開発や社会的な体制づくりをよりスピーディーに推し進めていく必要がある。本取り組みの所管部署を技術本部技術戦略部内の独立組織にすることで、車載用LiBリサイクルの事業化に向け、機動的な運営体制を整える。
以 上
(※1)詳しくは、2019年12月19日プレスリリース「銅合弁事業運営体制の見直しについて」をご参照ください。
(※2)詳しくは、2020年2月7日プレスリリース「車載用リチウムイオン電池リサイクルのためのベンチスケール設備の稼働開始について」をご参照ください。