ニュースリリース

　ＪＸ金属株式会社（社長：林 陽一、以下「当社」）は、東京都港区（区長：武井 雅昭、以下「港区」）及び港区教育委員会（教育長：浦田 幹男）と地域社会の発展に関する連携協力協定を締結しました。同区での同協定の締結は６社目であり、BtoB企業としては初めての事例となります。

　

　当社と港区のつながりは長く深いものがあり、その始まりは1937年に現在の港区へ本社を構えたことにさかのぼります。近年においては、港区及び港区教育委員会と、子どもたちへの非鉄金属の魅力の紹介や職場体験の受け入れなどの次世代育成活動や、障害者就労支援のネットワークへの参画など、地域社会の発展に向けた様々な連携活動を行っています。今般締結した協定は、これまで築いてきた協力関係をより強固で継続的なものとするとともに、従前からの取り組みに加え、当社が有する全国のネットワークや地域資源の有効活用など、幅広い分野の連携に発展させることを目指したものです。

　当協定の締結にあたり、8月1日に港区役所で締結式が執り行われました。式典において、当社常務執行役員の小松﨑は「当社は日立鉱山で創業した当時より、地域とともに発展することを基本理念として、事業活動を行っております。これは本社が所在する港区においても同様であり、当協定のもとで、地域社会の更なる活性化に協力していきたい。」と挨拶をしました。武井区長と浦田教育長からは、当協定の推進による地域社会の発展へ期待を寄せる言葉をいただきました。

　

　今後も当社は、地域社会との共存共栄に向けた各種活動に積極的に取り組んでまいります。

　

以上

　

　

　

＜参考情報＞ 連携協力協定の概要について

・当社と港区及び港区教育員会は、連携協力協定のもとで、以下の５つのテーマに取り組んでまいります。

　

1.次世代育成の推進に関すること

芝地区総合支所の地域事業や教育委員会との連携を深め、子どもたちが非鉄金属について知るきっかけづくりに取り組むとともに、教育委員会主催の探求型学習発表会への協力や職業体験の受け入れを通じ、将来について考える機会を創出することにより、次世代を担う人材の健全な育成につなげます。

　

2.ＳＤＧｓの推進に関すること

当社グループではＳＤＧｓに貢献する取り組みを積極的に進めています。その一環で、障害者の「社会に出て活躍したい」という思いに応え、多様な働き方を実現できる職場づくりを推進しています。連携事業や情報交換などを通じて、当社および港区の障害者就労支援の充実などを目指してまいります。

　

3.全国連携の推進に関すること

当社グループは、全国の各事業拠点において、森林整備活動や地域イベントへの参画など地域との共存共栄の精神に基づく様々な取り組みを行っています。これは、全国各地域とともに発展することを目指す港区の全国連携の理念と高い親和性があります。当社の各地域での取り組みなどを生かした連携活動を通じ、港区の全国連携を推進します。

　

4.両者が保有する知見及びネットワーク等の活用に関すること

港区が保有する施設での連携活動や、当社剣道場の有効活用など、両者が持つ知見やネットワークを生かした取り組みを推進します。また、当社本社が推進するABW^※に関する知見の提供を通じ、港区のワークスタイル改革の円滑な実施と充実につなげます。
※Activity Based Workingの略。仕事の内容にあわせて働く場所・時間・方法を従業員ひとりひとりが自律的に選ぶ働き方

　

5.その他区民福祉の向上及び地域社会の発展に関する事項

上記（１）から（４）のほか、区民福祉の向上及び地域社会の発展に向けて、当社と港区及び港区教育員会が合意した取り組みを実施します。