ニュースリリース

2023年度

2023年11月14日

JX金属株式会社

農福連携事業「内原ファーム」の活動開始について
- 多様な人材が活き活きと働ける社会の実現に向けて『農業×福祉』の取り組みを地域社会とともに推進 -

 JX金属株式会社(社長:林 陽一、以下「当社」)は、障がいのある方の「社会で活躍したい」という思いに応えるとともに、そうした方々と「一緒に働く」よりよい職場環境の構築をめざしています。また、これら取り組みを地域社会とともに推進することで、多様な方々が活き活きと働ける社会の実現を目指しています。その一環で、当社グループのJX金属コーポレートサービス株式会社※1(社長:諸角 康弘)は、茨城県水戸市内原にある農業専門学校「日本農業実践学園」の協力のもと、今年4月に農福連携事業「内原ファーム」を立ち上げ、今秋より収穫した農作物の販売などの活動を本格的に始めました。

 

 内原ファームでは、日本農業実践学園内の約7,000m2の農地で、農業を専門とする指導員のもと、障がいのある従業員が、さつまいも、かぼちゃ、落花生など様々な農作物を生産しています。収穫された農作物は、当社事業拠点の食堂で活用される他、各種イベントや直売所を通じて販売されます。また、農地を社内外問わず幅広い農業体験の場として活用することで、障がいのある方々への理解や農業の素晴らしさを伝えていきます。さらには、子ども食堂への農作物の寄付などの地域貢献や、販売対象とならない農作物の家畜飼料としての活用、あるいはその排泄物の肥料としての再利用などの循環型農業の推進にも取り組みます。

 内原ファームの活動は、当社本社で勤務する障がいのある従業員によって構成される「チアフルサポート室(チアサポ)」※2のメンバーとも連携しながら推進します。一例として内原ファームで生産した農作物の本社従業員への販売や、当社が包括連携協定を締結している東京都港区※3主催のマルシェでの販売などをチアサポメンバーが行います。

 

 今後も当社グループでは、地域社会とともに、多様な人材が活き活きと働ける社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。

 

以 上

 

※1 当社グループの経理事務・人事事務・総務事務を集約して、グループ全体最適を図ることを目的として設立した事務機能集約会社です。同社では障がい者やシニア人材などをはじめ、多様な人材が活き活きと働けることを目指し、勤務制度の設計や職場環境の整備も行っています。

※2「チアフルサポート室(チアサポ)」は、JX金属コーポレートサービス株式会社に所属する、知的・精神障がいのあるメンバー10名で構成されたチームです。普段は本社内の郵便物仕分・配送業務、オフィス内清掃、備品補充などの業務を行っています。港区及び港区教育委員会と連携し、自身の言葉で「社会で活躍すること」について、特別支援学校の先生・生徒や福祉関係者へ発信する活動も積極的に行っています。

※3 詳細は、2023年8月 1日付ニュースリリース「港区及び港区教育委員会と地域社会の発展に関する連携協力協定を締結」をご覧ください。

 

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内原ファームメンバーによる作業の様子

 

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「内原ファーム」で収穫された農作物の販売会(2023年9月23日 ケーズデンキスタジアム水戸)

 

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内原ファームの農作物が並ぶチアサポメンバーが運営するマルシェ(2023年9月24日 港区芝浦)