ニュースリリース

　ＪＸ金属株式会社（社長：林 陽一、以下「当社」）は、本年4月1日付で下記のとおり組織改正を行いますので、お知らせいたします。

　

記

　

（１）「技術本部 技術戦略部 結晶材料事業推進室」と「薄膜材料事業部 営業部」の一部を統合し、「技術本部 結晶材料事業推進部」に格上げ

　

　インジウムリンやカドミウムジンクテルルをはじめとする結晶材料の分野は、データセンターやモバイル通信量の増加、さらには、センシング技術の高度化などにより、今後飛躍的な成長が見込まれています。こうした中、当社は2021年に「結晶材料事業推進室」を新設し、同分野をフォーカス事業における次世代の収益の柱とするべく、事業規模拡大に向けた取り組みを進めてきました。現在、同事業の生産計画策定や販売などは、「薄膜材料事業部」内の「営業部」が行っていますが、今後、市場変化・開発競争がますます激しくなり、技術開発のスピードを一段と加速させる必要が生じている中、これまで推進室と営業部が個々で担っていた機能を新組織の中に統合し、結晶材料事業全体の戦略立案機能を一元化することで、迅速かつ着実な事業規模拡大を図っていきます。

　

（２）「技術本部 技術戦略部 生産技術室」と「技術本部 情報システム部」の一部、および「技術本部 技術戦略部」におけるシミュレーション担当を統合し、「技術本部 製造ＤＸ推進部」を立上げ

　

　当社は、技術立脚型経営の実現に向け、グループ内の生産技術を横断的に展開・活用し、グループ全体の生産プロセスの最適化およびそれに伴うキャッシュフロー改善を目指すことを目的に、2023年6月付で「生産技術室」を新設し、生産拠点の生産性改善に向けた取り組みを始めております。今回、同組織の機能に、これまで「情報システム部」が所管していたデータ解析技術・自働化技術と、「技術戦略部」が所管していたシミュレーション技術を統合し、新たに「製造ＤＸ推進部」を設置することにより、当社グループがこれまで各事業で培ってきた技術リソースを一元的に集約し、各事業の強靭化・効率化をいっそう推進してまいります。

以　上