ニュースリリース

2023年度

2024年3月14日

JX金属株式会社

茨城県日立市内における圧延銅箔に関する新工場の竣工について

 JX金属株式会社(社長:林陽一、以下「当社」)は、日立事業所(茨城県日立市)の白銀地区でかねてより建設を進めていた圧延銅箔の新工場が完成したことに伴い、竣工式を実施しましたのでお知らせいたします。同工場は今後、日立事業所銅箔製造部の一部として運営してまいります。

 

 これまで日立事業所の銅箔製造部では、圧延銅箔の最終工程である表面処理を行っていました。このたび完成した新工場では、従来倉見工場(神奈川県高座郡)のみが担っていた圧延工程の生産ラインの一部を導入し、生産能力増強をはかるとともに、BCP体制を強化いたします。当社の圧延銅箔は、高速通信の普及、各種先端デバイスの小型化、高機能化等に加えて、CASE化が進むモビリティ、ロボット向けフレキシブルプリント基板の伸張などに牽引されることで中長期的に需要が拡大すると予測されます。当社は今後、今回の新工場の稼働と国内外の既存工場の生産体制強靭化により、こうした需要の拡大に応えて参ります。

 

 3月13日に新工場にて竣工式を実施し、建設関係者にご列席いただきました。式典では神事を執り行った後、機能材料事業部長である百野から「多くの方々のご支援・ご協力により、新工場を竣工することができた。圧延銅箔は、フレキシブルプリント基板に加え、電磁波シールドなど新たな用途が増えつつあり、さらに需要の拡大が期待される。当社の創業の地である日立を圧延銅箔で盛り上げていきたい。」と立ち上げに関わった方々への感謝の言葉とともに挨拶いたしました。

 

 今後も当社では、高機能・高性能な先端素材の開発・供給を通して、持続可能な社会の発展と革新に貢献してまいります。

 

以 上

 

<参考>

2021年12月8日付当社プレスリリース「半導体用スパッタリングターゲットと圧延銅箔の更なる能力増強を決定

 

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竣工式の神事の様子

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挨拶する機能材料事業部長の百野

 

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列席者集合写真

 

新工場概要

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新工場外観

 

所在地 茨城県日立市白銀町
敷地面積 8,001.77㎡
製造する製品 圧延銅箔
従業員数(予定) 20~25人
設置設備 圧延機、脱脂ライン